人間ドックは、日々進化しており、短時間の検査でより多くの項目の検査が可能になってきています。大手食料品メーカーが開発した「アミノインデックがんリスクスクリーニング(AICS)」と呼ばれる新しいガン検査を人間ドックに導入する医療機関が増えています。「アミノインデックがんリスクスクリーニング(AICS)」は、血液を5cc程度採血する事で、胃がんや肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がん、子宮がん、卵巣がんのリスク判定が行える検査方法です。リスクは、現段階でがんのリスクが少ないとされるランクA、がんのリスクがやや高いランクB、精密検査が必要ランクCの3段階で判定されます。
「アミノインデックがんリスクスクリーニング(AICS)」は、健康な人とガン患者の血液中のアミノ酸濃度に大きな違いが生じる事とガンの種類によって固有のアミノ酸バランスが有る事に注目し、各アミノ酸の濃度を測定する事で、ガンの種類ごとのリスクを判定しています。蛋白質は、アミノ酸で構成されており、アミノ酸は各臓器や骨など人間の体の至る所に存在し必要不可欠な成分です。最新の人間ドックでは、アミノインデックがんリスクスクリーニングの為に採血した血液を利用して、社会問題となっている高血圧症や糖尿病などの生活習慣病の検査も行われています。アミノインデックがんリスクスクリーニングの費用は、医療機関により若干の差がありますが概ね約2万円とリーズナブルです。