ストレスチェックの通知内容とは

ストレスチェックの検査結果の一般的な内容は、個人のストレスプロフィール、ストレスの程度(高ストレス者に該当するかどうかの評価結果)、面接指導の対象者かどうかの判定結果、の3つです。ストレスプロフィールが集計の結果で、自分の心と体の状態を一覧で確認できるようになっています。検査項目はストレス原因、ストレスによる心身の反応、ストレス反応への影響因子の3つのカテゴリーが網羅できるように設定されています。それぞれの質問に点数が割り当てられていて、結果を集計するとストレスの原因や問題が数値化されて現れる仕組みです。

数字だけではわかりにくいため、結果の通知ではストレス状態が一目でわかるようにレーダーチャート形式で表示して従業員が自分の問題に気付きやすいように工夫されていることもあります。ストレスチェックの検査結果はあくまで職場の中でのストレスチェックであって、家庭や健康問題などの仕事以外のストレス要因については調査されません。また、調査時点のストレス状況しか反映されませんし、個人ごとの性格なども考慮されません。うつ病の引き金になりやすいストレスという多面的な問題に、あくまで職場の面から分析をするのがストレスチェック制度です。

心の問題が全て分かったり、原因が判明するわけではありません。事業者は検査結果の通知を行い、従業員が自分自身で普段からどのようにストレスに対処すべきかといったアドバイスやケアの方法、面接指導の申し出の受付窓口の設置などを行う必要があります。

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