人間ドックの脳ドックには健康保険は適用されません

日本脳ドック学会では、人間ドックの脳ドックにおいて認定基準を満たしている検査項目を挙げています。喫煙や飲酒の習慣がある人、肥満などの生活習慣病の危険因子について複数のものを抱えていると感じる人の場合には、検査基準を見たしている人間ドックの脳ドックを受診することによって脳の状態を確認しておくことが大切です。問診や診察では、本人や家族の病歴や生活習慣についての問診が行われて、血圧測定や脈拍の触診が行われます。血液検査や尿検査、血液生化学検査、心電図検査、MRIやMRA、頚部エコー検査を受けることができます。

MRIでは脳の状態の確認、MRA検査では脳の動脈硬化や動脈瘤、血管が詰まっていないか確認が可能です。人間ドックで脳ドックのオプションを付けたときの費用については、医療機関や検査の項目数によって大きく変動するものとなります。頭部MRIやMRAの検査のみのコースであれば、2万円から3万円の範囲内で受けられるものもあれば、がん検診やレディースドックなどと組み合わせた人間ドックのコースであれば10万円以上の費用がかかるものもあります。金額や検査の項目数に関係なく、脳ドックの受診は現時点において病気を発症している人が受診するわけではありませんので、健康保険は適用されないものとなります。

会社の健康保険組合によっては、検査費用についての助成金制度を設置しているところもありますので、助成金が受けられるかどうか事前に確認しておくことがおすすめです。

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