健康診断の種類には職場や学校、自治体によって行われている法令に従った形のものと、人間ドックのような自由診療で受けられるものがあります。人間が発症しやすい多くの病気は、早期に発見することによって治療が簡単になることがわかっていて、完治するためにも時間がかからないケースが多いと言えます。日本国は国民の健康の促進と医療費の削減を目的として、各種の健康診断を受診することを推奨しています。法令で定められている健康診断によって受けられる検査項目は必要最低限のものと言えますし、または雇用形態によっては職場による健康診断を受診できる対象者として該当していない方もいますので、医療機関で受診することが可能な人間ドックを任意的に受けることが推奨とされています。
任意で受けられる人間ドックの健康診断では、基本的な検査項目に加えて、それぞれの検査機関における独自のオプション検査を受診することができるシステムとなっています。がんの種類の中には、血液の中の特殊な成分を測定することによって、特定の部位のがんを発見できるものがあります。この成分のことを腫瘍マーカーと呼んでいて、現在では多くの腫瘍マーカーが確立されていますので、人間ドックの検査にも利用されています。腫瘍マーカーを使用した検査は血液検査と同じものですので、身体への負担が軽くて済む特徴があります。
画像診断だけでは確認できないような、がんの種類についても検出できますので人気のあるオプション検査と言えます。