日本国は世界一の長寿国となりますが、独立した状態で生活が可能な健康寿命と現実的な寿命の差が、男性ではおよそ6.5年、女性の場合はおよそ9年間あります。死因としてはがんや脳血管疾患、心血管疾患などをはじめとする動脈硬化性の疾患が多くなっていて、早期の発見をして危険因子についてのコントロールを行うことが重要になります。介護が必要になる基礎的な疾患としては、男女ともに動脈硬化性の疾患に対する治療が重要で、女性に関してはアルツハイマー型の任意整理治療や骨粗しょう症の割合が高くなっています。これらの疾患については遺伝的な要因の他に、食習慣や生活習慣、アルコールやタバコなどの嗜好品による生活習慣が原因となって、病気が進展するものと考えられています。
これらの病気を早期発見するために有効なものとして、人間ドックを受診することが挙げられます。人間ドックでは男女ともに受診が可能で、若年層から高齢者まで体のあらゆる部位についての検査を受けることができます。人間ドックを受診できる医療機関によっては、日帰りドックの他に病院内に宿泊が可能な1泊2日ドックなどの種類もあります。宿泊をして受診する人間ドックのコースでは、食事について管理栄養士の監修のもとで提供しているなど、様々なサービスが行われています。
専門的な知識を持っている医者や看護師、管理栄養士の指導を受けることによって、食生活や生活習慣の改善に役立たせることが可能で、病気になりにくい体作りをすることができます。