女性特有のがん検診の種類

女性特有のがんには、乳がんや子宮頸がん、卵巣がんがあります。中でも乳がんと子宮頸がんは20代や30代で発症する患者が増加傾向にあります。若い世代に発生するがんは活発に行動するため進行が早いのが特徴です。進行が早いと、血管やリンパ管への浸潤も早く、リンパ節や他臓器に転移しやすくなってしまいます。

がん検診での乳がんの検査方法としては、基本的にはマンモグラフィー検査となります。受診するときの年齢が20代や30代の場合、乳腺が発達していて病変との区別がつくにくいため、乳腺エコー検査と合わせて行う場合があります。この検査で石灰化や病変が見つからなければ検査は終わりとなります。何かしらの病変が見つかった場合はさらに詳しい検査を行います。

子宮頸がんの検査方法は、子宮のがんが発生しやすい部位から直接粘膜を採取し、分析して検査をします。この方法は精度がとても高く、がんになる前の状態で異常を察知することが可能です。経膣エコー検査は体への痛みや負担が少なく、子宮だけでは無く卵巣の状態もチェックする事が可能です。女性特有の病気に特化したがん検診は、腫瘍と疑わしい部位が小さい初期の段階で発見できるので、早期治療に繋げることができます。

乳がんは早期発見できれば完治しやすいがんでもあるので、定期的にがん検診を受ける事が大切です。二十歳を過ぎたら一度受診するようにし、その後は年齢や過去の病歴を参考に1年から2年に一度受診するのが良いです。

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