がん検診の目的とがんが見つかる人に割合

がん検診を受ける方の多くががんを見つけるためだと思っています。しかし本当の目的はがんを発見することではなく、検診の対象となる個人や集団の死亡率や対応する人口に対しての割合を低下させすことです。発見率の高いがん検診を受けても、治療する必要のないがんや治療効果のないがんが多く見つかる場合は、死亡率低下の効果はありません。胃がん・肺がん・乳がん・子宮頸がん・大腸がんの5つは、それぞれ特定の方法で行う検診を受けることによって早期発見でき、早期治療を行うことで死亡率を低下させることができます。

早期で見つけることができれば決して怖い病気ではないので、検診で精密検査が必要と判断された場合は見つけられるチャンスなので精密検査を受けるとよいです。しかし、がん検診の一次検診や精密検査で異常があると診断された場合、多くの人ががんではないかと怖く感じると思いますが、最終的にがんと診断される人はそれほど多くないのが現状です。がん検診でがんが見つかる人の割合としては、一次検診を受けた方で異常ありと判断される割合が約60%程度、異常と言われた方すべてが検査を受けることなくその内で精密検査を受ける方が50から40%程度と少し減り、二次検診で精密検査を受けてがんと診断される方が約2%から1%程度になるので、異常があると診断されたからといってすぐにがんに結びつくわけではありません。二次検診を受けていない方がもし受けた場合でも、がんと診断される割合は10%もいかないので、精密検査を受けることが大切です。

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