人間ドックで年に一度の健康チェック

健康意識の高まりを受け、人間ドックを推奨するニュースや記事を至るところで目にするようになりました。年々進む高齢化はとどまるところを知らず、医療費の逼迫も大きな課題のひとつです。先進諸国に共通する現代人の病気といえば生活習慣病が挙げられますが、定期的な検査により早い段階での発見が望まれます。異常が見つかった場合には早期治療が可能になり、さらに日常の心がけや食事などへの適切なアドバイスを受けることも可能です。

人間ドックというのは、自覚症状がなくとも病院や診療所など、検査に必要な設備を備えた機関で受ける健康診断のことをいいます。通常の血液検査などでは見つかりにくい疾患や、内臓および各部位の病変、異常などがないかを精密にチェックします。これにより見つかりやすいのは、コレステロール値や中性脂肪の高さからくる様々な疾病や肝機能障害のほか、腎臓疾患などです。また健康の要である血管状態なども、念入りに調べることができます。

35歳を越えたら一気に生活習慣病の罹患率が高まることから、年に一度は普段目の届かない部位まで検査を受けることが理想です。人間ドックは労働基準法や労働安全衛生法で定められた健康診断であるため、加入する健康保険組合ごとに条件に沿った補助を受けられるようになっています。いくつかのコースが用意されており、日帰りのほか数日間の入院を伴なうコースなど、機関ごとに違いがあります。オプションで自分の特に気になる検査を追加で受けることもできますが、どの検査コースの場合も予約は必ず必要です。

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