ストレスチェックの検査結果の扱いは慎重に

ストレスチェック自体は、紙かネット媒体でマークシート方式で簡単に行うことができます。回答項目が少ない職業性ストレス簡易調査票を使えば、すぐに終わります。紙の場合は封筒などに入れて見えないようにして回収するという、厳重な扱いが必要です。オンライン上の場合はネットワークをクローズド状態にして、サーバ管理者を衛生委員会の中から選任しておく必要があります。

回収されたチェックシートは、職場環境の改善に役立てるとともに、検査を受けた従業員に通知されます。この際にも取り扱いに慎重になる必要があり、家族にも見られてはいけません。封書で送るか、個人のメールアドレス宛に直接通知することが必要です。会社のメールアドレスでは他人に見られる可能性があるので、個人のメールアドレスを使います。

ストレスチェックの結果は、職場で上司が各自に通知を配るようなことも禁止されています。高ストレス者と判定されていると、それが態度に出てしまい後でトラブルになる可能性があるからです。職場で配ると周りに盗み見される危険があるので、避けるようにしましょう。検査結果をどうしても職場で配らなければいけない場合は、封書などで配布して、自宅で指導するように支持しましょう。

オンライン上でストレスチェックをした場合は、受検者がネット上で自分の結果を見ることができる仕組みがあれば、プリントアウトの手間が省けます。ただし、受検者以外が検査結果を閲覧できないように十分に配慮しておく必要があります。

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