人間ドックは循環器系の病気の予防につながります

循環器系の病気として心筋症や不整脈、虚血性心疾患などの心臓の病気、大動脈瘤などの血管の病気、高血圧症などの種類の病気があります。人間ドックや健康診断では、血圧測定が行われます。血圧測定は、循環器系の病気について検査を行う際のペースとなります。高血圧は動脈硬化によって引き起こされる脳卒中や心臓病などの危険因子となりますので、血圧を測定することによって病気を予防するための指針を得ることができます。

血圧測定を受けたことによって病気を発症している可能性が疑われるときには、胸部X線検査や血液検査、眼底検査、尿検査、心電図、心エコーなどを受けることで詳細に診断を行います。日本人の中で危険性が高まっている症状として、中性脂肪に起因するものがあります。中性脂肪は砂糖などの糖質や動物性脂肪、炭水化物の摂取によって溜まるもので、多く摂取しすぎると皮下脂肪として蓄積されます。血液中のコレステロールや中性脂肪が増加しすぎると高脂血症となって、動脈硬化の危険性が高くなります。

日本人間ドック学会では判定基準を設けており、修正死亡値が150から249mg/dlの場合には要経過観察、250mg/dlの値を超える人の場合には精密検査の受診が必要になります。中性脂肪値が高い人の多くは肥満や運動不足、食べ過ぎ、飲酒が原因となっていると言えます。中性脂肪値が高い状態が継続すると脳血管疾患や心筋梗塞などの動脈硬化症の病気につながってしまいますので、気になる人は人間ドックを年に1度受診しておくことで予防策を講じておくことが大切です。

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